片道1時間の満員電車で、社畜は資産運用をしている
首都圏で働くサラリーマンの多くが、通勤に片道1時間前後を溶かしています。私もその一人です。往復2時間、出勤日ベースで計算すると年間ざっくり500時間。1年のうち約3週間分を、電車の中で過ごしている計算になります。
この時間、文句を言いながら過ごすには長すぎます。
電車は「動く書斎」だと思い込む
満員電車で座れることは期待しません。立ったまま、片手でつり革、もう一方の手でスマホ。これが標準装備です。その代わり、やることは決めてあります。
やることはだいたい決まっていて、市場のニュースと保有銘柄まわりの材料をざっと眺め、週末に読む決算資料の当たりを付け、家計アプリを軽く点検する。ブログの下書きや、書きたいテーマのメモもこの時間に書きます。
ただし、売買の判断だけはしません。揺れる電車の中で判断すると、ロクなことにならないので。電車はインプットと整理の場、判断は週末の静かな時間に。この線引きをしてから、通勤時間のストレスは目に見えて減りました。
とはいえ、褒められた環境ではない
遅延は日常、座席は宝くじ、夏の車内は蒸し風呂。リモートワークが普及したはずの世の中で、なぜこれほど多くの社畜が、毎朝同じ方向へ一斉に移動しているのか。会議はオンラインで済むのに、人の移動だけは旧来のままです。「出社すること」自体が仕事の一部になっている会社は、まだまだ多い。
それでも、文句だけで500時間を使うのはもっと損です。どうせ返ってこない時間なら、せめて自分の資産と知識の側に寝返らせる。それが社畜のささやかな抵抗だと思っています。
時間の作り方は、結局これしかない
「忙しくて資産運用の時間がない」という声をよく聞きます。気持ちは痛いほど分かります。私も激務で、以前のブログは2年止まりました。
ただ、止まった2年を振り返って分かったのは、時間は「余ったら使う」のではなく、「先に用途を決めた場所でしか使えない」ということです。私の場合、その場所が通勤電車でした。往復2時間は、誰にも邪魔されず、会議も入らない、1日で最も確実に確保できる自分の時間です。
資産運用の成果は、銘柄選びより先に、この「続ける仕組み」で決まる部分が大きい気がします。満員電車は今日も混んでいます。それでも、この往復2時間がなくなったら、私の資産運用はたぶん止まります。